土屋灸術院の土屋文子です。当院はお灸専門の治療院です。灸一筋で皆さまには今日まで
支えていただいております。
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初代祖父が大正10年にここ馬橋で開業してから今年で102年を迎え、二代目は母、私が三代目です。私が鍼灸師の免許を取ったのは昭和61年、今から33年前になります。毎日、母の教えを受けながらこれまでたくさんの患者さんと向かい合ってきました。当院のお灸は、初代祖父の始めたお灸を今流行りに変えることなく、透熱灸(皮膚に直接もぐさをおいてすえるお灸)です。鍼灸師として、いつも思うことは、少しでも早く病気を治して患者さんを笑顔にしたいと思うことです。私のところに来る患者さんは「今までいろいろな治療をしたがダメだった!こうなっては熱くても痕が残ってもいい!元気になりたいのです」とやって来ます。治療を終えた後に多くの皆さんが口にすることは、「思っていたほどの熱さでないのですね」 「気持ちがいい熱さですね」 「身体が軽くなりました」 「身体がポカポカと温かいですね」といった話しが聞けるほど気持ちのいい治療です。熱いといっても子供が我慢できる熱さですし、灸痕は時間の経過と共にきれいになり、どこにあったのかわからなくなるほどの小さなものです。
お灸を生活の中に取り入れて、笑顔の毎日を過ごすお手伝いをさせていただきたいと思っております。そもそも身体というのは、他の力で病気を治すのではなく、自分の力で治すのです。本来の人間の持つ自然治癒力、免疫力を高めるためのお手伝いをさせていただきます。患者様の小さな症状にも目を向けられる、そして笑顔で帰院していただけるそんな治療院を心がけています。
102周年のその先へ
本院はおかげさまで本年4月19日をもって創業102周年を迎える事が出来ました。これもひとえに患者の皆さまの温かいご理解とご協力の賜物と感謝しています。
1921年(大正10年)創業以来、灸術専門院として皆さまに支えられ今日に至っております。患者の皆さまお一人おひとりの健康を願って、また患者の皆さまお一人おひとりの幸せを願って、真心を込めて治療に専念して参りました。またこの101周年を節目に、我々スタッフも初心に帰り、これからも「一意専心」灸術に心を注ぎ精進して参りたいと思います。引き続き変わらぬご理解とご協力そしてご指導をお願い申し上げます。
令和3年4月吉日
土屋灸術院
三代目院長 土屋文子